普大寺
 県道上富田・南部線沿いの岡地区の山腹にある普大寺は、山号を龍雲山といい、臨済宗妙心寺派の寺院である。

 寛文六年(1665)の「寺院改」(『宇井文書』)によると、「禅宗関山派、龍雲山普大寺、小岡庄岡村、何レ代之建立共不相知、代々禅宗之由伝候、寺領無之寺内年貢地、田地弐反寺飯料二旦那中@耕作仕候」と記されている。創建の年代や由緒等の詳しいことは、不明であるが、墓地内にある応永三年(1396)銘の大形板碑、無縁塔墓地内に永禄九年(1566)銘の一石五輪塔。観音堂の本尊観音立像は、十二世紀ごろの造仏などから、元禄年間(1688〜1074)ごろには、寺観が整っていたと推察することができる。
                  「上富田町史 史料編下二より」
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境内につづく石段。

石段を登ると墓地があり、写真中央の石段を登ると境内へ。

石段を登りきると、庫裡が見え、右側に行くと本堂がある。

左写真右側の本堂

鐘楼付近からの本堂。

本堂右側には観音堂がある。

観音堂左側には「座像聖観世音由来」が書かれている。

右側には数多くの指定文化財が記されている。

本堂向かい側の鐘楼。

普大寺から見える岡地区。

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