成道寺 |
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成道寺 成道寺は下鮎川(加茂)にあって山号を常喜山といい、町域の東端にある臨済宗妙心寺派の寺院で、本尊は釈迦牟尼仏である。 当寺の由緒の源になっている寛文六年(1666)の「寺院改」([宇井文書])によると、 禅宗関山派 常吉山成道寺 鮎川村 創営之時代知不申候、八十年以来代々禅宗住持仕来候、在所卜程隔候ユヘ六年以前在所之内ヘ引申候、古之寺地ハ年貢地、只今ハ山ヘ引申故寺内年貢無之候 と記されている。創建の年代や由緒等の詳しいことは不明であるが、当寺の棟札によると、最初寺院は字寺平(大塔村鮎川)にありしを、寛永四年(1627)に字加茂に移し、同年八月十三日に上棟を挙行したとある。(『鮎川村郷土誌稿本』参照)また本堂裏の墓地内(松田家墓地)に、寛永八年(1631)、寛永九年、慶安三年銘の一石五輪塔が祀られていることなどから、寛永年間には寺観が整っていたと推察することができる。また古くは山号を常吉山といわれていたが後に常喜山と改められたことがわかる。 「上富田町史 史料編下より」 |
石段を上ると本堂がある。
石段を上りきった所から見た本堂。
本堂の軒下に山号「常喜山」と書かれている木版。
本堂側から見た石段。向こう側の山々が低く見える。
鐘楼の下部を通り境内に行くことが出来る。
境内から鐘楼。
本堂の左側にある衆霊殿。
角力行事 吉岡俊蔵記念碑。
右側の忠魂碑は明治三十七・八年戦歿忠魂碑
左側は大東亜戦争忠魂供養碑。
藍川詩文の詩碑。
境内の様子と本堂。