妙道寺
 朝来 大谷区の妙道寺は十方山と号し、浄土真宗西本願寺派の寺院である。当寺は朝来の北西、同地区、中央の小高いところにある。

 『上富田社寺史稿』によると、妙道寺はもと光妙寺といい、田辺市紺屋町の浄行寺の説教所で無住であったが、明治二十四年(1891)海草郡木本村(現和歌山市木本)の浄福寺住職北条順城の次男義晃(開基)が朝来小学校教員として赴任し、請われて住職となる。その後昭和十年(1935)四月、二世鉄心住職のとき、本堂・山門・鐘楼を新改築、同十四年、寺号を光妙寺から妙道寺と改めた。平成元年には庫裡の修築をはじめ本堂・山門・鐘楼の屋根瓦の葺き替えなどがおこなわれた。

 当寺には、三代頌徳碑、すなわち開基の義晃、二世の鉄心、三世の裕正の頌徳碑がある。

             「上富田町史 史料編下より」
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階段をL字状に上ると山門へ。

山門の右側に鐘楼があります。

山門から見た本堂。

本堂の屋根の鴟尾(しび)

軒下の龍の彫刻物。

はりの先端部の彫刻。

三代頌徳碑付近から見た本堂。

妙道寺の梵鐘。

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